“ひそひそばなし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
密々話57.1%
内密話14.3%
私々話14.3%
秘々話14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何だか知らんが、睦まじそうに密々話ひそひそばなしをしているような事もある。一度なんぞ女に脊中を叩かれて俗物が莞爾々々にこにこしている所を見懸けた。私は気が気でない……
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
千利休がある時昵懇なじみの女を、数寄屋すきやに呼び込んで内密話ひそひそばなし無中むちゆうになつてゐた事があつた。
お松は次の間の私々話ひそひそばなしをいやでも立聞きしなければ済まないことになったので、息を殺していると芹沢は
主従は、こんな秘々話ひそひそばなしをして酒をみ交わしました。
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)