“莞爾々々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にこにこ65.6%
にこ/\34.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
草履作りが名人の莞爾々々にこにこした橋本のお爺さん、お婆さん、其隣の大尽の杉林のお婆さん、亡くなった人人も二三に止まりません。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
けれども、お勢は何とも云わず、また向うを向いてしまッたので、やや顔をらして、きまりわるそうに莞爾々々にこにこしながら
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
また女が出て來て、う言つてすゝめたけれど、二人とも此のへやを動きたくはなかつた。女が去つてから、小池は莞爾々々にこ/\として
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
ふくみ二下り讀では莞爾々々にこ/\彷彿さもうれなる面持おももちの樣子をとくと見留て長庵は心に點頭うなづきつゝやがて返書を請取千太郎よりも小遣こづかひとて金百ぴき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)