“莞爾莞爾”の読み方と例文
読み方割合
にこにこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして長いことそこにって、莞爾莞爾にこにこして子供等の遊びに見とれていたが、ふと気がつくと、眼をかくして逃げるようにそこを駆けだした。
小さきもの (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
ひたいも、目も、眉も、そのいずれも莞爾莞爾にこにことして、文珠もんじゅ微笑ほほえんでまします。第一獅子が笑う、獅子が。
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そこへ銀行が退けて、いつものように莞爾莞爾にこにこしながら、父がはいって来た。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)