“にこにこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
莞爾々々50.0%
莞爾19.0%
莞爾莞爾16.7%
微笑4.8%
嫣然2.4%
欣〻2.4%
莞然2.4%
莞爾〻〻2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども、お勢は何とも云わず、また向うを向いてしまッたので、やや顔をらして、りわるそうに莞爾々々しながら
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
帳場のやうなところにゐる女は、いつも愛想よく莞爾してゐるが、母などよりもいい著物を著てゐる。僕が恐る恐るその女のところに寄つて行くと女は僕に菓子を呉れたりする。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
そこへ銀行が退けて、いつものように莞爾莞爾しながら、父がはいって来た。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)
「あゝ、今日会いましたよ。」と、微笑しながら、私の顔を見て言う。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
見ればお葉は嫣然して、相変らず小手招ぎをしている。市郎は黙って霎時睨んでいた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
が、誰の考慮も同じことで、ここで何時まで争った所で水掛論に過ぎない。これだけに釘を刺して置けばいと思ったのであろう、お政は相変らず嫣然笑いながら、更に話をした。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
欣〻として投出す、受取る方も、ハッ五万円、先ずこれ位のものをお納めして置きますればも鼻が高うございますると欣〻して受取る。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ろに質問すべき事こそあれと、めその願意を通じ置きしに、看守は莞然笑いながら、細君を離したら、困るであろう悲しいだろうと、またしても揶揄うなりき。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
素通し眼鏡をかけたイナセな村の阿哥が走る。「ありゃ好い男だな」と他村の者が評する。耳の届く限り洋々たる歓声いて、理屈屋の石山さんも今日はビラを書き/\莞爾〻〻上機嫌で居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)