“にっ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ニッ
語句割合
65.0%
10.0%
5.0%
5.0%
嫣然5.0%
5.0%
莞爾5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
海晏寺の前のえのきの傍で擦れちがい、八幡祠の諍闘けんかの際に見た女にそっくりであった。女は広巳と眼をあわすなりにっとした。
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
にっくき奴と
鬼桃太郎 (新字新仮名) / 尾崎紅葉(著)
よろしい、わたしいまじつもっにっちもさっちもかん輪索わな陥没はまってしまったのです。もう万事休矣おしまいです覚悟かくごはしています。』
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「だから、にっちゃんがいつも云うとおりだろ?」
小祝の一家 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
たまたま喬が外出していると、連城がおじの家へいっていて帰って来るのにいき遇った。喬はそこで連城の顔をきっと見た。連城はながし目をして振りかえりながら白い歯を見せて嫣然にっとした。
連城 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
つけて歩いて毎日、にっプで三十円ずつとる商売なんだ。
孫恪はおそれて遁げ出そうとしたが、それも怖ろしいのでわなわなと慄えていた。袁氏は莞爾にっと笑って孫恪の顔を見て
碧玉の環飾 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)