春心しゅんしん
広巳は品川の方からふらふらと歩いて来た。東海道になったその街には晩春の微陽が射していた。それは午近い比であった。右側の民家の背景になった丘の上から、左側の品川の海へかけて煙のような靄が和んでいて、生暖 …
作品に特徴的な語句
薩摩さつま 長火鉢ながひばち 面長おもなが 離屋はなれ 凄味すごみ 錦絵にしきえ 短冊たんざく 胡麻塩ごましお 袖口そでぐち 混沌こんとん なだ 唐草からくさ 雑魚ざこ 胡座あぐら 鬼魅きみ 海苔のり 堅気かたぎ 灰汁あく 大尽だいじん 草双紙くさぞうし 蒲鉾かまばこ さん 硯箱すずりばこ 貴郎あなた 座頭ざとう きれい 片頬かたほお 円髷まるまげ 丁子ちょうじ 双子ふたご 神酒みき 生一本きいっぽん 火屋ほや 庭前にわさき 起臥ねおき 河豚ふぐ 紊乱びんらん ひさし 蒼黒あおぐろ はやぶさ 上框あがりかまち こわ 矢絣やがすり 蒼茫そうぼう 佃煮つくだに 性分しょうぶん 鮟鱇あんこう 物干竿ものほしざお 好奇ものずき あか 一団ひとかたまり ぶた 午睡ひるね 丹前たんぜん 盃洗はいせん 妓楼じょろや 刀架かたなかけ 華美はで 我家うち 工廠こうしょう 義侠心ぎきょうしん 半鐘はんしょう 嫩葉わかば すのこ 三宝さんぽう 一跨ひとまた 内裏雛だいりびな 半眼はんがん 唐金からかね 袷羽織あわせばおり 亀鑑てほん 微白ほのじろ 注連縄しめなわ 方向むき 鑵詰かんづめ 一処ひとところ 壮佼わかいしゅ 当然あたりまえ 微暗うすぐら 柔毛にこげ 経書けいしょ ひら 瓶子とくり 一札いっさつ 岡持おかもち 俳優やくしゃ 鯨波とき だん 腹掛はらがけ 金鵄きんし 食卓ちゃぶだい 引掴ひっつか 不具者かたわ 秘密ないしょ 居室いま 戦死うちじに まさき へっつい 耳門くぐり 附近まわり