“争闘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうとう35.0%
あらそい30.0%
あらそひ15.0%
けんか10.0%
いさかい10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武門ぶもんをすて、世をすて、あらゆる恩愛おんあい争闘そうとう修羅界しゅらかいを、すてられた人の身の上でござるもの。話すべきにあらず、また話して返らぬことでもある」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
高輪の学窓の方で、捨吉が自分の上に起った目上の人達の争闘あらそいを考えて見る頃は、その年の秋も暮れて行った。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
弁護士は小作人と地主との争闘あらそひを、蓮太郎は労働者の苦痛くるしみ慰藉なぐさめとを、叔父は『えご』、『山牛蒡やまごばう』、『天王草てんわうぐさ』、又は『水沢瀉みづおもだか』等の雑草に苦しめられる耕作の経験から
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
おまえのおっ母さんの当分の暮しにあてがっておいで。——それからだよ。高瀬との争闘けんかはね
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
見ると紳士の顔にもしたたか泥が付いて、恐ろしい争闘いさかいでもした跡のよう、顔は青褪あおざめて、唇には血の気の色もない、俯向いてきまりが悪そうにしおれている。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)