“闘争”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たたかい50.0%
とうそう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……ああ何という凄惨な、冷血な、あくどい執念深い闘争たたかいであろう。……魂からしたたり落ちる血と汗の臭気においがわかるような……。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
いつもいつも、一松斎先生や、孤軒先生から伺っていた通り、敵を知り、おのれを知らねば、闘争たたかいに勝つことは出来ぬ。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
ここまで考えて来た彼は、もう彼自身の幼年時代の、憎悪と、策略と、偽善と、闘争とうそうとに駆り立てられていた頃の生活を思い出した。
次郎物語:04 第四部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
ただ聰明そうめいをかいたがため、階級かいきゅうたいしては、組織そしきある闘争とうそうでなければならぬのを、一をもって、にくいとおも対象たいしょうにぶつかりました。
風はささやく (新字新仮名) / 小川未明(著)