“たたかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
76.7%
8.3%
戦闘6.7%
闘争5.0%
格闘3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
知らず燕王のこれに対して如何いかんの感を為せるを。たゞ燕王既に兵を起したたかいを開く、巍のことばしと雖も、大河既に決す、一葦いちいの支え難きが如し。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
かかるものになると新古の標準は力がない。何か永遠な姿だけが残っている感じを受ける。うつり変りが忙しく新古のたたかいが激しい現代で、このようなものに逢えるのは恵みとも思える。
苗代川の黒物 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
それ人の世に在るは、絶えざる戦闘たたかいに在るがごとくならずや。またその日々は、傭人やといびとの日々のごとくならずや。……
いつもいつも、一松斎先生や、孤軒先生から伺っていた通り、敵を知り、おのれを知らねば、闘争たたかいに勝つことは出来ぬ。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
それに筋骨のたくましさ、腕力のすぐれていること、まあ野獣と格闘たたかいをするにもえると言いたい位で、容貌かおつきは醜いと言いましても、強いすこやかな農夫とは見えるのでした。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)