“たゝか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
20.6%
14.7%
8.8%
打擲2.9%
2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、いち自動車じどうしや手負ておひごときは、もののかずでもない、たゝかへば驕將けうしやうは、張中ちやうちうせつれなかつた。ゆうなり、またけんなるかな。
九九九会小記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
『ど、ど、如何どうしたんだらう、こ、この武村たけむらをおかしなすつたな、『どれもう一番いちばん——。』とたゝかつたが、またまけた。
そして永劫えいがふの或期間だけ蓋の形を保續して來た、要するにあつまツた人の力が歳月さいげつたゝかツて來たのだ。雖然戰ツた痕跡こんせきは、都て埃の爲に消されて了ツた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
……驚破すはや相噛あひかまば、たゝかはゞ、此波このなみき、此巌このいはくづれ、われぶ、とこゑげて「康正かうせいさーん。」博士はかせたすけよ、とばむとするときなんと、……うなじり、ほゝおもり、あしいだくとるや
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
引受ひきうけアノ一てつなる親父殿どのに罪なき足下そなた打擲たゝかれ廿餘年の奉公を贅事むだにしていとまを引され夫を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ゆすりだのかたりだのとは云つしやる昆虫むしけら迄も殺さぬを殺生戒せつしやうかいとは申さずや罪なき一人の百姓を打たゝかんとは出家に似氣にげなき成れ方お釋迦樣は親をころしうを殺す五ぎやく罪人ざいにんでも濟度さいどなさるゝに此御寺を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)