“脚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あし92.2%
きゃく3.5%
きやく2.7%
すね0.8%
ずね0.4%
コンパス0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「蝗君。大旅行家。ではさよなら。用心をしたまえ——途中とちゅうでいたずらっ子につかまってその美しいあしをもがれないように。失敬。」
蝗の大旅行 (新字新仮名) / 佐藤春夫(著)
そのへやは、カレンのベットと一きゃくのいすとが、やっとはいるだけの広さしかありませんでした。そこにカレンは、さんび歌の本を持っていすにすわりました。
だん伸の三きやくの上にてゝ黒布くろぬのをかぶりながら焦點せうてんあはせる時のわたし滿まん足とうれしさ、とまたほこらしさとはいひやうもなかつた。
一歩ごとに体躯からだを前に傾けて男はのそのそと歩む、その長いすねはかねての遅鈍な、骨の折れる百姓仕事のためにねじれて形をなしていない。
糸くず (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
吾助は猶も追廻おひまはり進んでは退き退ひきては進み暫時しばし勝負は見ざりしに忠八は先刻せんこくよりこぶしにぎりてひかりしが今吾助が眼の前へ來りし時あしのばしかれが向ふずねすくひしかば流石さすがの吾助も不意を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
背はひよろりとした方で、馬鹿にコンパスが長い。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)