“すね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
86.7%
7.2%
2.7%
強情0.8%
0.8%
執拗0.4%
拗捩0.4%
0.4%
0.4%
0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
道庵先生は折れた右足のすねさらしで捲く、濡らして来た手拭を頭と顔へ捲いて肩井たちかたんで背を打つと、
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
物を食べるには、どろの中に投げ与えられたパンを、かかとすねにずらし上げて手の届く所まで持ってくるのだった。
日が暮れかけていた。青扇は団扇でしきりにすねを払っていた。すぐ近くにやぶがあるので、蚊も多いのである。
彼は昔の彼ならず (新字新仮名) / 太宰治(著)
スリップにつけたレースがまんかいしてスカートからすねのあたりに××××るのはあまり感心しないがどうしたものか。
新種族ノラ (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
子之介 はあ。(馬をひかんとすれど動かず。)えゝ、なにが氣に入らいですねるのぢや。さあ、行け。ゆけ。つ、叱つ。
佐々木高綱 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
彼がこんなふうに云ってもらいたい、と期待するときに、彼女はしばしば彼の意志にさからったり、子供のようにすねたりすることさえあった。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
というのは、この寮監先生、実は時折、手の甲のことで強情すねたりする生徒を、ぴしゃり! とやる罪のない癖があるのだ。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
我は元来強情すねものの、人交はりは好かぬ身を、心にもなき大都の風に、顔さらせしは、誰が為ぞ。
移民学園 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
一歩ごとに体躯からだを前に傾けて男はのそのそと歩む、その長いすねはかねての遅鈍な、骨の折れる百姓仕事のためにねじれて形をなしていない。
糸くず (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
なんじすねあり、伱、歩むべし、伱、手あり、伱、捉る可しである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
かくしだてをあそばすといふをたてつて、ちつとやそつとのやさしい言葉ことばぐらゐではうごきさうにもなく執拗すねぬきしほどに
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「何をそう拗捩すねたンだろう? 令慈おっかさんしかられたね? え、そうでない。はてな」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
壮い男は右の方の脚はすねから下がなかった。
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
すね立ててこほろぎあゆむ畳には砂糖のこなもに光り沁む
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
すね立ててこほろぎあゆむ疊には砂糖のこなもに光り沁む
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)