“骭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かん66.7%
すね33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はなはだつまらぬことながら、洋服ではころもかんに至り袖腕そでわんに至る筆法は行われない。シャツを着たり、靴を穿いたりすると、行儀も改っておとなしくなる。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
ころもかんに——いたり——か、天下の英雄は眼中にあり——か。人を馬鹿にしてるな。そりゃ、聞えません伝兵エサンと来るじゃないか。三吉一つ歌って見や。アイアイ。そんな事じゃなかったよ。
煩悶 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
そして、十分位するとがたびしと云う音がして、二人の出て往った処からわかい男がって来た。壮い男は右の方の脚はすねから下がなかった。壮い男はばったの飛ぶようにして長吉の前へ来た。
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)