“壮”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
わか42.9%
さか31.3%
さかん18.7%
そう2.2%
さかり1.1%
いさま0.5%
ざかり0.5%
ふと0.5%
わけ0.5%
をとこ0.5%
(他:2)1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“壮”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.4%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行1.1%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
倉知夫人は務の帰ったあとで、そのころよく出入している株式の仲買店にいると云うわかい男と奥のへやで話していた。
白っぽい洋服 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
私はその翌日からまた会社の往き帰りに、わかい女に注意するようになったが、その四五日は姿の似た女にも往き逢わなかった。
妖影 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「お雪、何時だろう——そろそろ夜が明けやしないか——今頃は、正太さんの死体からださかんに燃えているかも知れない」
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「まあ、百二十人あまりからの同勢で、おまけに皆、血気さかんな人たちと来ています。ずいぶん無理もあろうじゃありませんか。」
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
世界を家とし老いてます/\さかんなカアタア君は僕等の理想的老人だと告げたら、彼はエエス、エエスと云つて喜んで居た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
○いはゆる詩人といふ漢詩を作る仲間で、送別の詩などを大勢の人から貰ふてその行色をさかんにするとかいふて喜んで居る。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
「そうだ。俺にはまだ左腕もあれば両脚もあるし、硬い歯の生えている口もあれば、太いくびもあるというんだ。その意気はそうとするが、こればかりはねえ」
空中漂流一週間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そう音色ねいろ悲愁ひしゅうな叫び、または嘈々そうそうとしてさわやかに転変する笙の余韻よいんが、志賀しがのさざ波へたえによれていった——
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
○「老けているね……五年以前あと、じゃアだアさかりな時でごぜえやすな」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
山吹がいまをさかりに咲いていた。
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
破戒——何といふ悲しい、いさましい思想かんがへだらう。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
とも云わるる、青ぺらのつばむしり上げて、引傾ひきかたげていで見せたは、酒気さかけも有るか、赤ら顔のずんぐりした、目の細い、しかし眉の迫った、その癖、小児こどものようなしまりの無い口をした血気ざかりおのこである。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
『類函』四三八に、竜をえがく者のかたへ夫婦の者来り、竜画をた後、竜の雌雄さま同じからず、雄はたてがみ尖りうろこ密にかみふとしも
雌は鬣円く鱗薄く尾が腹よりもふといといい、画師不服の体を見て、われらすなわち竜だからたしかに見なさいといって、雌雄の竜にって去ったとづ、同書四三七に、斉の盧潜竜鳴を聞いて不吉とし城を移すとあり、予も鰐鳴を幾度も聞いた
大騒ぎいやって小せえ事をして居るが、今におれでかくなれば五万や十万の身代になるべいと思って御奉公しているに、われわけえ年して稼ぎ盛りで有りながら、たった八十両べいの金を取り、牢にへいって命を落すかと思えば如何にも気の毒で
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
家持がをとこ盛りに、出入でいりした歌儛所の内の後に(或は当時も)大歌所と言つた日本楽舞部の台本(伝来の大歌・采風理想から採集した民謡集)や、雑多な有名・無名の人の歌集や、家持自身大部分材料を蒐めて整理して置いた大伴集——仮りにかう名をつけておく。
書紀によれば、大海人皇子は「あれまししより岐嶷いこよかなる姿みすがた有り、をとなに及びて雄抜ををしく神武たけし」とある。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
銅雀台ドウジャクダイ高ウシテ帝畿テイキサカンナリ
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)