“ざかり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
87.5%
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大騒ぎになりますと、此の事を小増が聞き、生意気ざかりの小増、止せばいのに胴抜どうぬきなり自惰落じだらくな姿をして、二十両の目録包を持って廊下をばた/\って来て、障子を開けて這入って来ました。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
なだ銘酒めいしゆ白鶴はくつるを、白鶴はくかくみ、いろざかりをいろもりむ。娘盛むすめざかり娘盛むすめもりだと、おじやうさんのおしやくにきこえる。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
青ぺらのつばむしり上げて、引傾ひきかたげていで見せたは、酒気さかけも有るか、赤ら顔のずんぐりした、目の細い、しかし眉の迫った、その癖、小児こどものようなしまりの無い口をした血気ざかりおのこである。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)