“わけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ワケ
語句割合
理由30.8%
15.8%
12.1%
6.5%
事情5.3%
5.1%
次第3.9%
3.1%
仔細2.6%
2.5%
1.4%
道理1.0%
0.9%
和気0.9%
情交0.8%
0.5%
分配0.5%
子細0.4%
原因0.4%
意味0.4%
事理0.3%
情実0.3%
由来0.3%
0.2%
0.2%
事故0.2%
分与0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
因縁0.1%
情由0.1%
0.1%
ㇼ訳0.1%
事由0.1%
交情0.1%
割与0.1%
割譲0.1%
因由0.1%
困難0.1%
0.1%
容易0.1%
0.1%
情實0.1%
所以0.1%
所故0.1%
来歴0.1%
来由0.1%
状態0.1%
理解0.1%
素性0.1%
経由0.1%
経緯0.1%
関係0.1%
0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ええ実は、出鱈目にやったことではなくて、理由があったのですが、最初に否定したものですから、つい云いそびれてしまいました。
無駄骨 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
どうぞ是非一ついてきたい、とうのは、はそうであるから、病院られた得策であろうとえたのです。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
音声一途にる外ない不文の発想が、どう言ふで、当座に消滅しないで、永く保存せられ、文学意識を分化するに到つたのであらう。
たゞ、あるで、私はあの大きな松の木の近所が恐かつただけなんだ。そして用心が、もつと危険の少い場所をさがさせたのだ。
「そうか。君江さんが。」と矢田はいかにもびっくりしたらしく、その事情をきこうとした時、早くも目指した待合の門口へ来た。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
どうも、さんもまり近頃御出でないし、御無沙汰してゐるのでね、つい御前御話をするにもかなかつたんだよ
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
これはおのずからして、下の板敷のれたのに、目の加減で、向うから影がしたものであろう。はじめから、提灯がここにあった次第ではない。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
母「はい、お前方もい馴染でがんしたけんども、今度が別れになります、はい有難うござえます、多助や誰かが大勢来たよ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
すると又そのうちに吾輩がタッタ一人で、淋しい絶影島の離れ家に引込んだ話を風の便りに聞いたので、これには何か仔細が在りそうだ。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それも縁なら是非なしと愛にんで男の性質もぬ長者のえせ三国一の狼婿、取って安堵したと知らぬが仏様に其年なられし跡は
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
私のまいりましたをあまりしく訊かれますと、私もあがることができませんし、あなたもまた私を入れてくださらないでしょうから。
五通 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
あの若奥さんもお前を信用しているような口吻だった。は何うだろうかと思ったが、二人ともナカ/\道理の分った人で、持ち出しえがあった。
脱線息子 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
、臣、連、伴造、國造、村主の保てる部曲の民と謂ふ樣なものが全國に充ち滿ちて、朝廷の官吏とも謂ふべき者の治める土地は至つて尠なかつた。
聖徳太子 (旧字旧仮名) / 内藤湖南(著)
明治の末頃、田辺和気子といふ有名なお茶の先生があつた。その田辺先生に私は二年ぐらゐお茶を教へていただいた。
「子猫ノハナシ」 (新字旧仮名) / 片山広子(著)
その法学士が内へ帰ると、(お帰んなさいまし、さて奥様はひょんな事。)と、書生と情交があるように言いつける。とよくも聞かないで、——(出てけ。)——と怒鳴り附けた。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さう叫びながら漁師たちはてゝ小舟を濱からおろした。のわからぬまゝに私も促されてそれに乘つた。二人は漕ぎ、一人はせつせと赤い小旗を振つてゐた。
樹木とその葉:03 島三題 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
と笑つて「処が妙でせう、弟の奴等、今では私が分配てやつた物を大概無くしてしまつて、それで居て矢張り小ぽけな村を ...
空知川の岸辺 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
まだ結ひこめぬ前髮の毛の濡れて見ゆるも子細ありとはしるけれど、子供心に正太は何と慰めの言葉も出ず唯ひたすらに困り入るばかり、全体何が何うしたのだらう
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そうしてこれには何か深い原因があるに違いないと思って、最初から色眼鏡をかけて研究を初めるだろう。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それがて村の子供等にまで謡はれるやうになりましたが、誰一人この不思議な唄の意味を知つてゐる者はありませんでした。
虹の橋 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
「大石内蔵助か。あの男なら、もっと事理が分かっているはずだ。わしを討つよりか、家再興の運動でもすると思うが。わしを討ってみい、浅野家再興の見込みは、永久に断たれるのだが」
吉良上野の立場 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
皺延ばしの太平楽、聞くに堪えぬというは平日の事、今宵はちと情実が有るから、お勢は顔をめるはさて置き、昇の顔を横眼でみながら、追蒐引蒐けて高笑い。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「されば」と、性善坊は、側から、その坐像のできた由来を話すのに、つぶさであった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「何か、お前が出会した——黒門に逗留してござらしゃるえ人が、手鞠を拾ったちゅうはどこらだっけえ。」
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
は聞き出したね。南家嬢子は、どうなった——。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
き相談に及ぶ若松屋竹本君太夫に瀬川の母も駈來皆々樣子を聞て天晴手柄なりとびしがの二人をしたる口惜と云に半左衞門否々事故もなくさばの二人が一
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
聞けばどうやら道人様は、とりわけよく効く薬草を栽培っているということだが、お前はお住居を知ってる筈だ、分与て貰うか盗んで来て、薬草採りに売るがいいや。すぐ大金になるじゃあないか。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
め何の爲に悶々するのか解らなかツたが、軈がて其のがハツキリ頭に映ツて來る。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
といって、そこで約束に背くようになったを話した。喬は顔色をかえて怒った。
連城 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
人がのない事を(眠っていても出来る)と言うが、その船頭は全くそれなのだ。よく聞いて見ると、そのさ。
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
乾雲、坤竜の二刀、まことに天下の逸品には相違ない。だが、この刀がそれほど高名なのは、べつに因縁があるのだと人はいいあった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
だけど、おさよ婆さんにしたところで、ほかにちゃあんとした因縁がなくちゃあ、死んだ殿様のおに似てるぐれえなことで、ああいい気に奉られている道理はねえ。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
一体どうした情由だと、最初は物柔かに尋ねたが、妹は容易にその仔細を明かさずただ一刻もの邸には居られませぬと云う。
お住の霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
その亭主も知らず、まして当人は夢にも知らぬ女の姿がありありと眼に映り、しかも小児までがその名を知っていると云うのは、どういう情由であろう。
お住の霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
より世の中と云ふものはさう面白いのものぢやないので、又人の身の上ほど解らないものは無い。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「友達中にもさう知れて見ると、立派に夫婦にならなければ、よ僕の男が立たないだ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「マア! 何もさなくったッていいじゃありませんか。どういうㇼ訳なんですか聴かせて下さい。実はコレコレとネ。女だって、わたしあ、あなたの忠臣じゃありませんか。」
鵞鳥 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
死にたくなるにはれそれだけの事由があつてだらうから、一概に罵倒したくも無いことでは有るが、同胞の一人が飛び込んだとすると、さあ大變だ、大騷ぎをしてその死骸を搜し出す
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
が何も奧州屋さんと交情でも有りはしまいし、あの旦那だって私を色恋で何う斯うという訳ではなし、何かおさんと歌のことで仲好くして、世話にも成った事があるから
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
是非先方より頭を低し身をめて此方へ相談に来り、何卒半分なりと仕事を割与て下されと、今日の上人様の御慈愛深き御言葉を頼りに泣きついても頼みをかけべきに、何として如是は遅きや
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
漁網の魚は、これを採って一の卓にのぼせ、地は割譲て、ながく好誼をむすぶ引出物としようではないか。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其宿の下女に住込ませ己れは「七八」の小使に雇れたり此後一年を経て明治二十年の春となり妾も金起も築地に住い難きこと出来たり其因由は他ならず彼の金起の兄なる陳施寧商業の都合にて長崎を
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
「それなら尚お困難はない。下地があると違う。馬の方で侮らないからね」
好人物 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
今にくなれば五万や十万の身代になるべいと思って御奉公しているに、え年して稼ぎ盛りで有りながら、た八十両べいの金を取り、牢にって命を落すかと思えば如何にも気の毒で
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「いいともいいとも! 容易ないことだよ! 今すぐそちらへ行くからね。大体あのルロイ・ソレルの夫人というのはお前ばかりじゃない、私も昔から虫が好かんのだよ。顔は綺麗かも知れないが、高慢で高ぶって見識張っていて……」
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)
江戸一番の知りで、遊びも派手なら商売も派手、芸人や腕のある職人を可愛がって、四方八方から受けのいい万兵衛が、場所もあろうに、自分の家の風呂場で、顔を洗ったばかりのところを
にして令孃部屋は、姉君此處にありて、お細工物最中なるに、せてはるかるべしと、情實よりなけれど、吾助ともはでけるが
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
この一篇の原稿の斡旋を永久に徳として弟子の礼を執らなかったのが忘恩者として紅葉の勘気に触れた所以で、三唖はこれがために紅葉の勢力圏の新聞社や雑誌社からボイコットされてしまった。
風早學士は、其の薄暗い物象と陰影とをして、一種耐へ難い悲哀の感に打たれた……彼自身にも何んの所故か、が解らなかツたけれども、其の感觸は深刻に彼の胸をる。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
これはマア一つ話ですがそげな来歴で、後日にはそのナメラでも満足せんようになって、そのナメラの中でも一番、毒の強い赤肝を雁皮のように薄く切ります。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
わたしはまるきり忘れることの出来ないのが苦しい。このまるきり忘れることの出来ない一部分が今、「吶喊」となって現われた来由である。
「吶喊」原序 (新字新仮名) / 魯迅(著)
そんな状態で、病人と介抱人が日本一の神様みたようになってグーグー眠ってしまいましたが、その中に大惣の声で……
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
さあ段々絵を見ると其理解が聴きたくなつて、母が裁縫なんかして居ると、其処へ行つては聞きましたが、面倒くさがつてナカ/\教へない。
いろ扱ひ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
あんな素性も分らねえ者を無闇に引張込んでしまって何うするだ、医者様の薬礼まで己がわなければなんねえ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それが無かったのでその代りとして勧められた塩鯖を買ったについても一ト方ならぬ鬼胎を抱いた源三は、びくびくもので家の敷居いでこの経由を話すと、叔母の顔は見る見る恐ろしくなって
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
人生は京の夢、大阪の夢だ。電光朝露応作如是観だ。まあ聞け……そんな経緯で吾輩は、その未亡人の手に付くと、お母さんだか妹だか訳のわからないステキな幸福に恵まれながら学問をわった。
超人鬚野博士 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
……俺とお源は去年の暗闇祭にきっぱりとした関係になっているンだから、お源の婿はこの桜場清六。
顎十郎捕物帳:23 猫眼の男 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「とんでもない。こっちでいうことばだよ。けは仲よく歩合るさ。じゃあ聟どのが役署から帰ったら、さっそく相談するとして」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)