“因由”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いわれ57.1%
いんゆう14.3%
もと14.3%
わけ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今宵はお客様のっての所望しょもうで二度まで間の山節をうたい返した上、その因由いわれなどを知っている限り話させられたので、これほどおそくなろうとは思わなかった
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
浜口 そうなるような因由いんゆうをつくったのは、おれだといっているんだ。
喪服 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
われはおそる/\その不興の因由もとを問ひしに、主人頭をりて、否、やくなき訴訟の事ありて、ちとの不安を感ずるに過ぎず、ポツジヨは久しくおとづれず、おん身さへ健康すぐれ給はざる如し
其宿の下女に住込ませ己れは「七八チーパー」の小使に雇れたり此後一年を経て明治二十年の春となり妾も金起も築地に住い難きこと出来たり其因由わけは他ならず彼の金起の兄なる陳施寧商業しょうばいの都合にて長崎を
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)