“因果”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いんが54.1%
いんぐわ42.3%
いんくわ1.8%
ゐんぐわ0.9%
パルチャ0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頭からこの両人ふたりは過去の因果いんがで、坑夫になって、銅山のうちに天命を終るべきものと認定しているような気色けしきがありありと見えた。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
よろこばるゝといへどもおや因果いんぐわむく片輪かたわむすめ見世物みせものの如くよろこばるゝのいひにあらねば、決して/\心配しんぱいすべきにあらす。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
われ江戸に逗留とうりうせしころ、旅宿りよしゆくのちかきあたりに死亡ありて葬式さうしきの日大あらしなるに、宿やどあるじもこれにゆくとて雨具あまぐきびしくなしながら、今日けふほとけはいかなる因果いんくわものぞや
きくのおりきゆきぬけのしまりなしだ、苦勞くろうといふことはしるまいとふお客樣きやくさまもござります、ほんに因果ゐんぐわとでもいふものかわたしくらいかなしいものはあるまいとおもひますとて潜然さめ/″\とするに
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「みんなどんげした因果パルチャだか」
土城廊 (新字新仮名) / 金史良(著)