“嵐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あらし97.3%
らん0.7%
テムペスト0.7%
あれ0.7%
アラシ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、そこから私が身を起こしたころには、過ぐる七年の間続きに続いて来たような寂しいあらしの跡を見直そうとする心を起こした。
(新字新仮名) / 島崎藤村(著)
三郎の弟にらんという者があった。事情があってこうにゆく道で、まわり道をして母方の親類にあたるりくという者の家へいって泊った。
阿繊 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
そして彼がいかに悲劇的な偉大さをもって『コリオラン』と『テムペスト』とを音楽に訳出したかをわれわれは知っている。
「決ってらあな。伊兵衛は八百駒へ行ってて先であれになって借りて来たんだ。杖は荷になると見て預けて出た——どうでえ。」
婢女を先に、行道の群れは、小石をトバアラシの中を、早足に練り出した。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)