“嵐雪”の読み方と例文
読み方割合
らんせつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次に嵐雪らんせつにも相応の弟子があって、その弟子も善く作るので、暗に其角と頡頏けっこうしている。その外にはいうべきほどの人はない。
俳句上の京と江戸 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
私たちの一向いっこうに気のない事は——はれて雀のものがたり——そらで嵐雪らんせつの句は知っていても、今朝もさえずった、と心にめるほどではなかった。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「はくらん病が買ひ候はん」も手厳てきびしいには違ひない。が、「東武とうぶの会に盆を釈教しやくけうとせず、嵐雪らんせつ是を難ず。翁曰、盆を釈教とせば正月は神祇しんぎなるかとなり。」
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)