“神祇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんぎ64.0%
しんぎ36.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
熊野牛王くまのごおうの誓紙には、日本国中の大小神祇じんぎ八幡大菩薩はちまんだいぼさつ愛宕山権現あたごやまごんげん、ところの氏神にも、違背いはいあれば御罰をこうむらんと明記してある。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
神祇じんぎの歌といえば千代の八千代のと定文句きまりもんくを並ぶるが常なるにこの歌はすっぱりと言いはなしたるなかなかに神の御心にかなうべく覚え候。
歌よみに与ふる書 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
一、表六句(百韻は八句)には神祇しんぎ、釈教、恋、無常、述懐、人名、地名、疾病しっぺい等を禁ず。窮屈なるやうなれども一理なきにあらず、従ふべし。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
だからまだ、布告の大礼までにはいたらないが、今日以後は、このきみを以て天子とするという、践祚の礼は、天地の神祇しんぎに誓われたわけである。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)