“蒙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうむ68.4%
かうむ20.5%
もう3.2%
こう1.8%
かぶ1.4%
かう0.8%
こうぶ0.8%
かむ0.6%
かうふ0.4%
かふむ0.4%
くら0.4%
カウム0.4%
こうむっ0.2%
0.2%
かふ0.2%
クラ0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……そういう訳で学問は辛いものだという観念があるから、学校を卒業すればもう学問は御免だ、真平まっぴら御免をこうむりたいという考が起る。
教育の目的 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
浅野内匠頭あさのたくみのかみも吉良上野介も浅野家の家来もみな日本の国民にて、政府の法に従いその保護をこうむるべしと約束したるものなり。
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「だつて、乙松は殺された樣子もなく、肝腎の親父が呑んでばかり居るやうぢや、この仕事はお北坊のお守にしかならないよ、俺は御免をかうむらう」
あはれ果敢はかなき塵塚ちりづかなか運命うんめいてりとも、きたなよごれはかうむらじとおもへる
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
が、例を引き、因を説きもうひらく、大人の見識を表わすのには、南方氏の説話を聴聞することが少しばかりおくれたのである。
遺稿:02 遺稿 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
忙しい中を、角川書店の角川源義氏が一ト抱えもの文献をもって来て、児島高徳のことやら、五流山伏と後醍醐朝との関係などについて、私のもうをたすけてくれた。
随筆 私本太平記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は物好ものずきにもみずから進んでこのうしぐらい奇人に握手を求めた結果として、もう少しでとんだ迷惑をこうむるところであった。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
而もあの老人がそう云う災厄をこうむるに至ったのは、平中が時平に詰まらぬおしゃべりをしたからなのである。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
この謀ずっと古くよりあったしるしは『左伝』に城濮じょうぼくの戦に晋の胥臣しょしん虎皮を馬にかぶせて敵の軍馬を驚かし大勝したとある。
それから厚い毛布けっとかフランネルを二枚にたたんでも三枚に畳んでもようございますから今の桶の上へ悉皆すっかりかぶせて氷の速くけないようにします。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
盲目なる世眼を盲目なる儘ににらましめて、真贄しんしなる霊剣を空際くうさいに撃つ雄士ますらをは、人間が感謝を払はずして恩沢をかうむる神の如し。
人生に相渉るとは何の謂ぞ (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
「さア、何卒どうぞ是れへ」とお加女が座をいざりて上座を譲らんとするを「ヤ、床の置物は御免ごめんかうむらう」と、客はかへつて梅子の座側に近づかんとす、
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「公のために新調したのだ」と説明がある上は安心して、わがものと心得て、差支さしつかえなしと考えた故、御免ごめんこうぶって寝る。
京に着ける夕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ななめならず王鬼の勘気をこうぶり、官をがれ世にうとまれ、
鬼桃太郎 (新字新仮名) / 尾崎紅葉(著)
「タマル、灰をこうべかむり、着たる振袖ふりそでを裂き、手をこうべにのせて、よばわりつつさりゆけり」可愛そうな妹タマル。
(新字新仮名) / 太宰治(著)
その条件がなかなか厄介で「今は一年中で最も湿気しける季節だから、書庫にはいるには特別の注意を払わねばならない。そこで、当方から、如何なる、湿気にも堪え得る馬車と上衣と帽子と上靴とを送るから、必ずその上衣を着て、帽をかむって、上靴を穿いて、防湿装置の馬車に乗って来て呉れ」という。
愛書癖 (新字新仮名) / 辰野隆(著)
とて、なゝめならず王鬼わうおに勘氣かんきかうふり、くわんがれうとまれ、
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
此度このたび上京に付信州小田井をだゐ宿旅宿の處其領分高田村名主傳吉と申者此度無實のつみにて死罪しざい相決あひけつし既に日限り定り候由右傳吉妻專と申者愁訴しうそ有之近年御領奉行代官に依怙えこ取計とりはからひ有て非義成儀ひぎなるぎ多き由上聞じやうぶんに達し此度道中だうちう愁訴しうそあらば取上申べき樣嚴命げんめいかうふりしに依て右の訴へ御取上に相成再應さいおうの吟味仰せ付られ傳吉儀御用有之に付私しの仕置しおき相成ず則ち當月晦日迄みそかまでに罪人傳吉ならびに相手方上臺憑司夫婦かみだいひようじふうふ其外せん養父野尻宿百姓與惣次よそうじ江戸表差出大岡越前守役所迄追々召連めしつれ可申候且此度かゝり役人やくにん郡奉行伊藤伴右衞門吟味ぎんみ方川崎金右衞門小野寺源兵衞等江戸へ同道可有之右之段主人讃岐守さぬきのかみより相達あひたつし候之に依て此むね貴殿迄きでんまで急度きつと御意得候以上
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
それも一向いつかう要領えうりやうませんが、お話をる用意が無かつたのですから、這麼こんなこと御免ごめんかふむります
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
支那シナごと朝鮮テウセンごときはえずその侵害しんがいかふむりつゝある、此時このときあたつて
まだくらし、はるけきは鴻荒あらきへり。
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
まだくらし、はるけきは鴻荒あらきへり。
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
為ニ、御辺ガ主家ニ得タル罪ト同坐シテ、我モ一旦、敢テ不忠ノ名ヲカウムリ、此一城ヲ御辺ニ預ケ、敗者ノハヂヲ忍ンデ伊勢ニ退ク。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
四海ニ威名ヲカウムル者
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
数代すだい御恩をこうむっ難有ありがた仕合しあわせに存じ奉ります、累代の間には役に立たぬ小供もありました、病人もありました
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
此処ここで御注意をこうむっれで前非を改めてめるなんて、ソンな弱い男ではござらぬ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
その時程の動乱をけたためしはないのであつた。
あはれ果敢はかなき塵塚ちりづかうちに運命を持てりとも、きたなきよごれはかふむらじと思へる身の、なほ何所いづこにか悪魔のひそみて、あやなき物をも思はするよ。
軒もる月 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
冬ノ吃水ガイマ獣血ニクラク 暴々ト泡立ツテユクノダ
逸見猶吉詩集 (新字旧仮名) / 逸見猶吉(著)