“何所”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どこ75.0%
いずこ5.4%
いづこ4.3%
いづく3.3%
いずく2.2%
どちら2.2%
どっ2.2%
いづれ1.1%
いづかた1.1%
どけ1.1%
どつか1.1%
なにどころ1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちやんは福鼠たせまいと、めてましやかに、『にはりませんわ。何所から糖蜜んでたのでせう?』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
われらは人間の有する性情を「何所より」「何処へ」「何のために」「かくあるべし」と詮索するよりも「何である」と内省することこそ緊要である。
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
あはれ果敢なき塵塚に運命を持てりとも、なきれはむらじと思へる身の、何所にか悪魔のひそみて、あやなき物をも思はするよ。
軒もる月 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
何所より何の用事で見えられた、と衣服の粗末なるに侮り軽しめた言葉遣ひ、十兵衞さらに気にもとめず、野生は大工の十兵衞と申すもの
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
今時かかる設備全き神社が、官国幣社を除きて何所にかあるべき。真に迂儒が後世に井田を復せんとし、渡天の律僧がインドより支那に帰りて雪中裸かで水で肛門を浄むるに等しき愚説なり。
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
あゝ好いところで御眼にかゝりましたが何所へか御出掛けでござりまするか、と忙し気に老婆が問ふに源太軽く会釈して、まあ能いは、遠慮せずと此方へ這入りやれ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
御寝所の縁の下などへる奴があるだ、過般も私がすうと出たら魂消やアがって、か横っ腹か何所か打ったら、犬う見たようにう這上ったから
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
さず話しなば必ず縁談のはんと彼の富澤町なる甲州屋吉兵衞の次男千太郎の身持りしに何所ても若者なりと賛成ざる者の無かりしかば其趣きを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
寶澤は盜賊殺害されしらへ事十分調ひぬと身は伊勢參宮姿一先九州へ下り何所にても足を止め幼顏ひて後に名乘出んものと心は早くも定めたり大坂へ夫より便船
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
清「其様なことをいうが、何所へ行くのだ」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
イヤあのさんに困つてるのだよ、店請があつたんだけれど其店請何所逃亡をしてつたので、今にもアノさんにられると係合だと思つて誠にじてるのサ。
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
奉行所へ呼出され昌次郎夫婦の者古郷を出でて何所び居んと内々探索のため昌次郎梅二人の年齡より風俗を大岡殿問糺されしに就き一同は昌次郎梅が風俗
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)