“どこか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
何処83.3%
何所16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蛇教えのままに身を伸ばして官道に横たわり居ると、棒持った人が来て蛇を見付けると同時に烈しくその頭を打ったので、蛇の頭痛はまるで何処どこかへ飛んでしまった。
胸の何処どこかに潜み、心の何処にかくれたか、翼なく嘴なく、色なく影なき話の種子は、小机からも、硯からも、その形をあらわさなかった、まるで消えたように忘れていた。
遺稿:02 遺稿 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
うだらう、野々宮さんは、あれで理由わけわかつた人だからな」と云つて何所どこかへ行つて仕舞つた。二時間後にじかんごの講義のときに又出逢つた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)