“係合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かかりあ26.7%
かかりあい20.0%
かゝりあひ20.0%
かゝりあい20.0%
かかりあひ6.7%
かかわりあい6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まさかに親殺しではあるまいが、今戸の中田屋の一件がまだ解決していないので、あるいはその係合かかりあいではないかという噂であった。
廿九日の牡丹餅 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「今の、螢には、何だか少し今度は係合かかりあいがありそうですよ——然うですか、螢を慕ってお師匠さん、貴女格子際へ出なすったんだ。」
浮舟 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「で、老爺ぢいさん、なにか、きみきた人間にんげんいから安堵あんどしたとつたね、いまふねには係合かゝりあひでもあるひとか。」
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
正「へえ、泥坊もんでげすかな、係合かゝりあいになりやすからお世話アしなければ宜かった、驚きやしたな」
「どうも私はこの間からをかしいわいと思つてゐたのですが、どうも様子がね、内のひとがあの別品さんに係合かかりあひを付けてゐやしないかと思ふの——どうもそれに違無いの!」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
車内に居た乗客の多くは、事件に係合かかわりあいになるのをいやがったものと見え、死人電車が目黒駅のプラットホームに着くと、バラバラ散らばってしまい、このところまでいてきたのは僅か二人だった。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)