“案”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あん81.6%
つくえ14.5%
あんず1.3%
あんずる1.3%
あんじ0.7%
だい0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いもうとは、にいさんといっしょになって、船出ふなでゆるしをおじいさんにたのんだものの、あにうえあんじられてしかたがありませんでした。
一本の銀の針 (新字新仮名) / 小川未明(著)
幞頭角帯ぼくとうかくたい緋緑ひりょくの衣を着た判官が数人入ってきて何か言いはじめた。友仁は何を言うだろうと思ってつくえの下へ身を屈めて聞いていた。
富貴発跡司志 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
つゝしんあんずるに、菅原すがはらの本姓は土師はじなりしが、土師はじ古人ふるひとといひしが、 光仁帝くわうにんていの御時、大和国菅原すがはらといふ所にすみたるゆゑに土師の姓を菅原に改らる。
さればむかしよりちゞみは此国の名産めいさんたりし事あきらけし。あんずるに、むかしの越後布は布の上ひんなる物なりしを、後々のち/\次第しだいたくみそへて糸によりをつよくかけてあせしのためしゞまおりたるならん。
不可也いや/\二人とまりなば両親おやたちあんじ給はん、われはかへるべしなど、はなしのうちなく乳房ちぶさくゝませつゝうちつれて道をいそぎ美佐嶋みさしまといふ原中にいたりし時
が、彼の苛立いらだたしさは彼にエホバの「殿みやに入りてその中にをる売買うりかひする者を殿みやより逐出おひだし、兌銀者りやうがへするものだい鴿はと売者うるもの椅子こしかけ
西方の人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)