“飜案”のいろいろな読み方と例文
新字:翻案
読み方割合
ほんあん80.0%
やきなおし20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
気違い病院に放り込むなど、まるで涙香小史しょうし飜案ほんあんする所の、フランス探偵小説みた様な、奇怪千万せんばんな犯罪すら行われているのだ。
魔術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
僕は前にこの日本にほんほまれ」を変な物だと報じて置いたが、其れは忠臣蔵の飜案ほんあんだと思へばこそ僕等日本人にその支離滅裂な点が目障めざはりになる物の
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
西洋物の飜案やきなおしとか何とかいう事にして、鹿爪しかつめらしい原作者の名前か何か付けて江馬兆策脚色とか何とかしとけばいいでしょ。その辺の呼吸は万事おまかせしますわ
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)