“ほんあん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
飜案57.1%
翻案42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ場所も東京になり物語も複雑になって、怪談は飯島家のお家騒動の挿話のようになっているが、了意の飜案ほんあんから出発したと云うことについては争われないものがある。
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
河合武雄かあいたけおの公衆劇団が京都へ来た。一番目が『茶を作る家』と云う狂言だった。愛蘭土劇アイルランドげき飜案ほんあんしたものだった。友人の久米が、東京で見て、面白いから是非見ろと云うハガキを寄越して来た。
天の配剤 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
ほとんどみな支那小説の影響をこうむっていない物はないと言ってもよろしいくらいで、わたくしが一々いちいち説明いたしませんでも、これはなんの翻案ほんあんであるか、これはなんの剽窃ひょうせつであるかということは