トップ
>
『天の配剤』
ふりがな文庫
『
天の配剤
(
てんのはいざい
)
』
自分が京都に居たとき、いろ/\な物が安かった。食費が月に六円だった。朝が六銭で昼と晩が八銭ずつだった。一日二十二銭の訳なのだが、月極めにすると二十銭に負けて呉れるのだった。素人の家の間を借りて居たが、間代が二円だった。もっとも、自分は大学生 …
著者
菊池寛
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
忝
(
かたじけな
)
摂理
(
プロビデンス
)
月極
(
つきぎ
)
了
(
おわ
)
素人
(
しろうと
)
飜案
(
ほんあん
)
靠
(
もた
)
隔世
(
かくせい
)
開
(
あ
)
蹲
(
うずくま
)
訳
(
わけ
)
補
(
おぎな
)
袂
(
たもと
)
蟇口
(
がまぐち
)
茶子
(
ちゃこ
)
背後
(
うしろ
)
棒縞
(
ぼうじま
)
掏摸
(
すり
)
悄気
(
しょげ
)
当
(
あて
)
強
(
し
)
小遣
(
こづかい
)
喋
(
しゃべ
)