“悄気”のいろいろな読み方と例文
旧字:悄氣
読み方割合
しょげ87.2%
しよげ12.2%
しょ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ネッドは気の毒なほど悄気しょげて、田舎道を村の方へ引きかえしていった。それを見送る山木と河合とは、あまりいい気持ではなかった。
火星探険 (新字新仮名) / 海野十三(著)
僕の反問にあふと、見るも気の毒なほど悄気しよげ返つたのですね。然しやがて語りはじめたのです。私も実は三十五歳になるのです。
石も、折箱おりばこふた撥飛はねとばして、笊を開けた。「御免よ。」「御免なさいよ。」と、雀の方より、こっちが顔を見合わせて、悄気しょげつつ座敷へ引込ひっこんだ。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)