悄気しょ)” の例文
旧字:悄氣
石も、折箱おりばこふた撥飛はねとばして、笊を開けた。「御免よ。」「御免なさいよ。」と、雀の方より、こっちが顔を見合わせて、悄気しょげつつ座敷へ引込ひっこんだ。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)