“強”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
41.0%
つよ14.6%
あなが8.4%
7.4%
したた4.7%
したゝ3.7%
きつ3.4%
しい3.2%
こわ2.8%
しひ1.5%
こは1.0%
0.9%
つえ0.7%
たつ0.6%
ごう0.6%
づよ0.4%
ひど0.4%
0.4%
たっ0.4%
ごわ0.3%
きょう0.3%
あな0.2%
あながち0.2%
えら0.2%
した0.2%
しっ0.1%
こわば0.1%
0.1%
がう0.1%
ぎつ0.1%
ごは0.1%
しか0.1%
0.1%
むり0.1%
ツヨ0.1%
つを0.1%
おし0.1%
つよき0.1%
いこ0.1%
おず0.1%
0.1%
しいて0.1%
0.1%
つと0.1%
つよみ0.1%
なにがし0.1%
アナガ0.1%
キョウ0.1%
コハ0.1%
ゴハ0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女はそれがまんざらでもないらしくあしらいながいて彼に引き寄せられまいとしてジョーンの左腕にすがって居るようにも見える。
決闘場 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
むかし、金太郎きんたろうというつよ子供こどもがありました。相模国さがみのくに足柄山あしがらやま山奥やまおくまれて、おかあさんの山うばといっしょにくらしていました。
金太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
さりながら嬢と中川は向う側にあり、客の三人此方こなたに並んでせり。結句けっくこの方が嬢の顔を見られて都合好しと大原はあながちにくやまず。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
と、その高山隊の使番のごときは、って、瀬兵衛の馬の口をつかみ、遮二無二、後方へ曳き退がろうとした程だったが、瀬兵衛は
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
四十前後のしたたかな感じのする武家で、甲府勤番は閑職には違いないが、それでも役について、二千両を送る誇りにハチ切れそうです。
五十前後のよく禿げた男、愛想は好いがしたゝかな感じのするのが、お蝶の死骸を遠眼で見て、先づ平次に一應の挨拶をするのでした。
じゃあ吾家うち母様おっかさんの世話にもなるまいというつもりかエ。まあ怖しい心持におなりだネエ、そんなにきつくならないでもよさそうなものを。
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
言うまでもなく非常に止められたが遂には、この場合無理もない、しいて止めるのは却って気の毒と、三百円の慰労金で放免してくれた。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「荷物をおろして下さるか、お祭りを停めて下さるか、さあ、どっちですって、あたし、今朝っからこわ談判をしているところなのよ」
痀女抄録 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
と云ふ決心が出来れば、或は二つの情願が、死の刹那に融合してしまふ様にもならうか、之とて今の亨一にしひることが出来なかつた。
計画 (新字旧仮名) / 平出修(著)
それでもいけない時は、法來坊が四十八貫の鐵棒を持つて押し出し、大地を叩いてのこは談判だ。大抵の者は顫へ上がつてしまひますよ
飛鳥山あすかやまの茶店で多勢おおぜい芸者や落語家はなしかを連れた一巻いちまきと落ち合って、向うがからかい半分に無理いした酒に、お前は恐ろしく酔ってしまって
深川女房 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
やつくれえばかに運のつええやつアねえぜ。ぶつちゃア勝つ、遊んで褒美ほうびはもれえやがる、鉄砲玉アあたりッこなし。運のいいたやつのこっだ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
きらひ鎌倉の尼寺あまでらへ夜通のつもりにて行れるなり出入の駕籠舁かごかき善六といふがたつての頼み今夜はこゝに泊られしなりと聞かぬ事まで喋々べら/\と話すを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さすがは奥地第一の雄藩に禄をむ若侍だけあって、どうやらこの道の相当ごうの者らしいのです。と見えたのはしかし四本目までのことでした。
いかにもねばりづよい、あきらめにくいかなしみのこゝろが、ものゝまとひついたように、くね/\した調子ちようしあらはれてゐるのがかんじられませう。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
その御心配は御道理ごもっともですが、外から何様どんな物が打付ぶッつかっても釘の離れるようなことア決してありませんが中からひどく打付けては事によると離れましょう
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
彼は酒の酔ひもさめたと見えて、興奮し、そのために稍つい、輪郭のはつきりした顔立ちになつて、一心に土手の方を注視してゐた。
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
煙管でもってったり叩いたりして辛くって堪らないから、何卒どうぞ親方半治さんの胸を聞いて、たって半治さんがいやと云うなら私は海へでも飛込んで死にますから
「もう一名のものは、なかなか手ごわく、後より加勢をやって追い詰めておりますから、程なくばくについてくることと存じます」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
直径が一メートルきょうもあって、非常に重かった。そしてその上には、楕円形だえんけいの穴が明いていた。十五センチに二十糎だから、円に近い。
俘囚 (新字新仮名) / 海野十三(著)
人は自分の情操を書き送るのに、あながちインキで指を汚すばかりじゃない。それを花にかこつけて、送る事も出来るだろうと思うのだよ
オフェリヤ殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
他人あだしひとのいうことをまことしくおぼして、あながちに遠ざけ給わんには、恨みむくいん、紀路きじの山々さばかり高くとも、君が血をもて峰より谷にそそぎくださん」
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
いえ、ただ通懸とおりかかった者でがんすがその方がえらくお塩梅あんばいの悪い様子、お案じ申して、へい、故意わざと。という声耳に入りたりけん。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
街へ出て私はしたたか酒を呷つた。荒れ果てた心の流れるままに、疲れた心を魔窟へ運んだ。相手の女は無智で陽気で気が良かつた。
狼園 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
「小金井さんは、ふらんすの翻訳。若松賤子は英語もので、両方ともしっかりしている。若松賤子は明治女学校の校長さんの夫人で、巌本嘉志子かしこというのが本名だ。」
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
こわばった様な頬付をして病気の様な眼をして居る様子を見ると、その心配にどれ位お久美さんは悩まされて居るかと云う事が思いやられて
お久美さんと其の周囲 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
庚申待ちの盗孕タウヨウ、泉北郡百舌鳥モズ村の暮から正月三日へかけての、百舌鳥精進のやうなのが此である。此は禁欲をふる仏道・儒教の影響があるのではないかと思ふ。
盆踊りと祭屋台と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
心得居かと申されければ藤八すゝみ出右の儀は先日申上し通り九助たくにて村中惣振舞そうふるまひの節惣内事がう情を申つのり居に付き其前日私方へかたりにまゐりし時おとしてゆきし里よりのふみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
たまに晴間を見せて、薄日が射すと、かえってあたりは醜くなる。太陽の輝く都会は僕にとっては余りにどぎつい。
黄鳥の嘆き (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
それは頑迷固陋に似て、ややそれとも違ふ、もつと爽やかなものさへ含んでゐる異常な手ごはさ、鋭さであつた。
荒天吉日 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
或時あるとき故人こじん鵬斎先生ばうさいせんせいより菓子一をりおくれり、その夜いねんとする時狐の事をおもひ、かの菓子折を紵縄をなはにてしかくゝ天井てんじやうへ高くりおき、かくてはかれがじゆつほどこしがたからんとみづからほこりしに
「よオ、兄、この犬きつとえどう。隣の庄、この犬、狼んか弱いんだつてきかねえんだ。嘘だなあ、兄。」
防雪林 (旧字旧仮名) / 小林多喜二(著)
手軽に考へたいかさま学説をむりに社会へ押売にするのは、えら大伎倆だいぎりやうで。ここが学者の学者たる価値しんしやうかも知れんが、俺は何だか虫が好かんのだ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
併し此処は真淵まぶち万葉考まんようこうで、「日はてらせれどてふは月の隠るるをなげくをツヨむる言のみなり」といったのに従っていいと思う。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
れにやされつとも、んでちからつをかつたかんな、仕事しごとぢや卯平うへいつをかつたが、かうだえけ體格なりして相撲すまふぢやれにやかたでぺた/\だ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
幼年より病身びやうしんと雖も御惣領ごそうりやうなればおし家督かとくに立給しが綱教卿も同年九月九日御年廿六さいにて逝去せいきよなり然るに次男じなん頼職卿よりなりきやう早世さうせいなるにより紀伊家はほとん世繼よつぎたえたるが如し三なん信房卿同家へ養子やうしならせられてなけれ共外に御血筋ちすぢなき故まづ左京太夫頼純よりすみの四男宗通むなみちの次男を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
とまり山をするもの、このふぢづるなければ水をくむ事ならず、よしやなはを用ふとも此藤のつよきにはおよぶまじ。このゆゑに泊り山するものら、此つるたからのごとくたふとぶとぞ。
「されば宮中にても御内議ありとうかがったせつ、義貞はいこう不本意でござると、申したことはたしかです」
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここに女鳥の王、速總別の王に語りて曰はく、「大后のおずに因りて、八田の若郎女を治めたまはず。かれ仕へまつらじと思ふ。は汝が命のにならむ」といひて、すなはちひましつ。
わそうな長い睫毛まつげで手拭の白い布地をぐっとおしあげたかと思われた。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
いたずらに しいてものいふとおもなか
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
なぜと云うに、しやねてことわって見たい情はあるとしても、卑怯ひきょうらしく退嬰たいえいの態度を見せることが、残念になるにまっているからである。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
万作も少しは塩梅あんばいも宜いから、つとめて起きて、親子三人大骨折して後の山にようよう雨露を凌ぐばかりの仮小屋を建てて其処に住んだ。
漁師の娘 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
師かく曰へり、彼速かに嘗てエルクレにそのつよみをみせし手を伸べてわが導者を取れり 一三〇—一三二
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
元金もときんの上に借用当時から今日こんにちまでの制規の利子が一ヶ年分と、今度払ふべき九十円の一月分を加へて三百九十円かね、それに対する三月分の天引が百十七円なにがし
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
竹中ハ総軍ヲ己レノ任トシ、アナガチニ小事ニクハシカラズ、ヨロヅ自然ニ任セタリ。彼、先駆サキガケ殿シンガリニアルトキハ、軍中何トナク心ヲ安ンジタリ。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
足のクルブシが、膝のヒツカガミが、腰のつがひが、クビのつけ根が、顳顬コメカミが、ぼんの窪が——と、段々上つて来るひよめきの為にウゴメいた。自然に、ほんの偶然コハばつたまゝの膝が、折り屈められた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
扨、かのてんごおもやはり、此と同じく、手強テゴハの義で手ゴハうする>てごわうする>てごお(する)>てごお>てんごお、と言ふ風に、名詞化して来たと見るべきであらう。
方言 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)