“報”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しら24.7%
23.0%
むく22.7%
むくい19.0%
しらせ2.3%
ほう2.0%
1.0%
むくひ1.0%
0.7%
はう0.7%
(他:9)2.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“報”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.9%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
故マクス・ミュラー説に、鸚鵡おうむすら見るに随って雄鶏また雌鶏の声を擬し、自ら見るところの何物たるを人にしらす。
はじめロス氏は、保母が責任を感じて狼狽ろうばいしているわりに、このしらせを軽く受け取って、暢気のんきに聞き流した。
チャアリイは何処にいる (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
高重はまだ侵入されぬローラ櫓を楯にとって、頭の上で唸るつぶてを防ぎながら、警官隊の来たことをらすために叫んだ。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)
「相手は、分った。やっぱり、ゆうべそっとらせてくれた人の告げは、嘘ではなかった。……しかし、あれは誰だったろう」
無宿人国記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……そんな紳士淑女連中からアラユル残酷な差別待遇を受けている、罪もむくいも無い精神病患者を弁護してみたくなるのだ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そはこの物彼の手にありしとき、我をはげます生くる正義は、己が怒りにむくゆるのほまれをこれに與へたればなり 八八—九〇
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「あさ子、堪忍してくれ、みんな俺が悪いのだ。俺の罪のむくいがお前にあらわれたのだ」と、涙ながらに歎息するのであった。
血の盃 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
「じゃ……。」といって暫く黙ったのち、「いやだろうけれど当分辛抱しなさい。親孝行して置けば悪いむくいはないよ。」
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
故郷の朋友ほうゆう親籍しんせき兄弟けいてい、みなその安着のしらせを得て祝し、さらにかれが成功を語り合った。
河霧 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
其頃幕府は局面の展開を促す為、新に老中松平伊豆守信綱を上使に命じ既に江戸を発せしめたとのしらせがなされた。
島原の乱 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
代目だいめ瀬川菊之丞せがわきくのじょうほうぜられたのは、そのがたちかくだった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
このほうを受け取った板倉重昌は心秘かに期する処あって、寛永十五年元旦をもって、総攻撃をなすべく全軍に命じた。
島原の乱 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
少時前いまのさきッたのは、角海老かどえびの大時計の十二時である。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
少時前いまのさきッたのは、角海老かどえびの大時計の十二時である。
里の今昔 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
眞實しんじつつくしておくりゃれ、きっと骨折ほねをりむくひはせう。
天爵的に貴族となつたむくひに受る不文の刑罰である。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
霊山にく寺の鐘、丑満時うしみつどきして、天地寂然しんとして、室内陰々たり。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
既にして夜行太やぎやうた等は、お夏がたぐひ多からぬ美女たるをもて、ふかく歓び、まづその素生すじやうをたづぬるに、勢ひかくの如くなれば、お夏は隠すことを得ず、都の歌妓うたひめなりける由を、あからさまにげしかば、二箇ふたりの賊は商量だんがふして、次の日、何れの里にてか、筑紫琴つくしごと三絃さみせんなんど盗み来つ、この両種ふたくさをお夏に授けて、ひかせもし、歌はせもして、時なく酒の相手とす。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
一式いつしき御恩ごおんはうじ、のおともをとおもひましたに、かなはぬ
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ゆきごとたかきたとまつたはうつたとき
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
籠城ロウジヤウノ衆ハ、一旦身命ヲ、勝頼方ヘ武恩トシテムクイ居リ候ヘバ、臆病ナルハイニハ準ズベカラズ、早々御馬ヲ寄セラル可候ベクソロ
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
僧隆光、進言シテ云フ、人ノニ乏シキ者、ミナ生前多ク殺生ノムクイナリ。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「恩を受ければかえさんければならぬ義務がある。その責任が重いから……」
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
父祖ふそ十代の御恩ごおんを集めて此君一人にかへし參らせばやと、風のあした、雪のゆふべ蛭卷ひるまきのつかのも忘るゝひまもなかりしが、思ひもかけぬ世の波風なみかぜに、身は嵯峨の奧に吹き寄せられて、二十年來のこゝろざしも皆空事そらごととなりにける。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
その時京師から弔問が来たのにこたえた歌である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
自身番から板木ばんぎが廻る。ドーン、ドーンと、裏通りを打ってくる番太郎の太鼓らせ。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そもそも、災難の濫觴らんしょうとも、起源ともいうべきその宿とは、先年、鰯をとるといって沖へ出たまま、一向たよりをよこさぬという七歳をかしらに八人の子供を持つ
その連れ合いというのも、去年の春の日暮がた、鰯をとるといって沖へ出たまま、乗って行ったボートだけを帰してよこして、自分はいまだにたより一つよこさないという呑気のんきな話、とうてい末始終手頼たよりになるような男ではございません。
其刀にて介錯かいしやくせられし也、まことに昔は因果の程をつゝしめよ、あるひは其因果孫彦まごひこむくふか、或子に報か、或其身にむくふかなど、云しぞかし、しかは云ど、今は皿のはたを廻り侍るよと
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
春のシラせには、山茶花は早く咲くから、都合のよい木である。
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)