“報”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むく23.6%
しら23.3%
21.8%
むくい17.3%
しらせ2.4%
ほう1.8%
はう1.2%
むくひ1.2%
0.9%
むくは0.9%
かへ0.6%
0.6%
かえ0.6%
0.6%
ムク0.6%
あだ0.3%
たよ0.3%
つぐ0.3%
がへ0.3%
こた0.3%
0.3%
むくふ0.3%
シラ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その心遣りがいられたのか、それとも、単に私の気の迷いか、近頃では、夫人は、何となく私の椅子を愛している様に思われます。
人間椅子 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
それは中国の心臓を漢青年に握られるようなものだ。だから当分のうち時局の切迫を漢青年にせずに置くことが、必要だったのだ。
西湖の屍人 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「それには及ばん。その心根はよく分るが、それまでに、危ない中を、往来せんでもよい。充分、体を休めて、勝軍らせを待て」
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……ああ、これも皆聴水が、悪事のなりと思へば、他を恨みん由あらねど。這奴なかりせば今宵もかく、罠目の恥辱はうけまじきに
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
いたましき禍ひのをうくれば、その難いづれのところより襲ふとも、聞く者顏を曇らすごとく 六七—六九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
れをつるには、そのいを処するなかれ。その疑いを処すればすなわちうるの多くず。人にすにはそのむるなかれ。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
見るに忍びずてもの事に斯樣なる時節にこそ御恩ぜんと存じて持參致したれ因て此金子何卒御受取下さるべしと二十兩の金子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
はたしてさけあまたえしゆゑ鵜飼謡曲にうたふごとくれはてゝ、おもしろくやゝ時をぞうつしける。
少時前ッたのは、角海老の大時計の十二時である。京町には素見客の影も跡を絶ち、角町には夜をめの鉄棒の音も聞える。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
見てきたるなりしが其盜賊はしなりの者は御助け下さるべしと申けるを伊兵衞は八にひ汝は我が先達寸志んとて命をて我を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
八五郎は聞て然共々々奴等邪魔をして見ろ後で何樣意恨されるも知れずの惡ひ日にはな惡ひ奴が來るか計られねば早く見世を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いかにもして此遺恨えさばやと
鬼桃太郎 (新字新仮名) / 尾崎紅葉(著)
伊「両人が落著いたら何うしてもこの恩をさねば、畜生にも劣るから、己らは」
照射入る月影に、お藤の顔はうなり、人形の形は朦朧と、煙のごとく見えつ。霊山にく寺の鐘、丑満時して、天地寂然として、室内陰々たり。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
 ——王、太子(将軍の世子)ヲウテ、後宮、マタ子ヲ産ムナシ。僧隆光、進言シテ云フ、人ノニ乏シキ者、ミナ生前多ク殺生ノイナリ。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
立廻る駕籠舁惡漢共門邊を通りかゝりしが兩人の樣子を見て此所へ這入來りしかば八五郎はが來りしとは思へども
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
自分はいまだにり一つよこさないという呑気な話、とうてい末始終手頼になるような男ではございません。
る鐘耳元に響き渡り寒風肌膚が如く一待遠く思ふに就我家の事を氣遣母樣が御目を覺され此身の居らぬを尋ねはし給はぬか然共折角是迄來りしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
吉原身賣せし金子にてなりと申も十八ヶ年以前の御恩しとじてしたる其金故にて文右衞門樣のとなりしは御氣毒ともとも申樣も御座なくに又肝腎の町所名前を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
大伴旅人は、太宰府に於て、妻大伴郎女を亡くした(神亀五年)。その時京師から弔問が来たのにえた歌である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
自身番から板木が廻る。ドーン、ドーンと、裏通りを打ってくる番太郎の太鼓らせ。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其因果孫彦か、或子に報か、或其身にむくふかなど、云しぞかし、しかは云ど、今は皿のはたを廻り侍るよと、世俗のなりしが、げににけり
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
山姥は、椿の枝を山から持つて来て、春の言触れをするのである。春のせには、山茶花は早く咲くから、都合のよい木である。即、山姥が、椿でうらを示したのである。
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)