“業報”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごっぽう40.0%
むくい20.0%
ごうほう20.0%
ごふはう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いわんや一旦の悪因縁を結んで念々に解きやらず。生きては地獄の転変に堕在し、叫喚鬼畜の相をげんし、死しては悪果を子孫に伝へて業報ごっぽう永劫の苛責に狂はしむ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
皆王の前身舌二枚ある蜥蜴たりし業報むくいにかぶれ、いずれも不信実で、二枚舌使う者たるべしといったが、この予言通り、カンボジア人は不正直じゃとづ。
だから善行も悪行もすべて業報ごうほうに打ちまかせて、ただ専心に弥陀の救済のこころにすがるべきである。——ここに人を支配する「業」と、業に支配せられる「人」との明らかな区別がある。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
右のとほり重四郎一件落着らくちやくと成しはまことに天道正直のみちてらし給ふ所なり然れども其人そのひと其罪無して杉戸屋富右衞門は如何いかなる其身の業報ごふはうにや煙草入たばこいれ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)