“業平橋”の読み方と例文
読み方割合
なりひらばし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一度も?——若し一度でも通つたとすれば、それは僕の小学時代に業平橋なりひらばしかどこかにあつた或可也かなり大きい寺へ葬式に行つた時だけである。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
それから父は私の手をひいて、曳舟通りをぶらぶらしながら、その頃出来たばかりの業平橋なりひらばし駅の方へ連れていってくれた。それが私の忍耐の報酬だった。
幼年時代 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
子分のガラッ八をれて神田からわざわざやって来ると、利助の子分を十人ばかり駆り集めて、西は大川、東は業平橋なりひらばし、南は北割下水、北は枕橋の間を