“在原業平”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ありわらのなりひら75.0%
ありはらのなりひら12.5%
ありわらなりひら12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
太刀たち持つわらべ、馬の口取り、仕丁しちょうどもを召連れ、馬上そでをからんで「時知らぬ山は富士の根」と詠じた情熱の詩人在原業平ありわらのなりひらも、流竄りゅうざんの途中に富士を見たのであった。
不尽の高根 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
平安朝へいあんちようのたくさんの歌人かじんのうち、ことに名高なだかく、また實際じつさいねうちもあつたひと一人ひとりは、在原業平ありはらのなりひらといふひとであります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
弄花抄ろうかしょうに依ればヘイチュウのチュウは濁りて読むべしとある)けだし平中とは、なお在原業平ありわらなりひらのことを在五ざいご中将と呼んだ如きであろうか。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)