“太刀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たち92.9%
だち5.2%
たあち0.6%
だんびら0.6%
どす0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
太刀たちは、加納、今村両先生の調べで割合正確なものになりましたけれども、それも楠公佩用はいようの太刀が分ったのではありませんでした。
その四巻の古目録というのは、一名絵目録えもくろくともいって、上泉伊勢守が自筆で、新陰流のかく太刀だちを、絵と文章で書いたものであった。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
太刀たあちきしりの 消えぬひま。ホッ、ホ、ホッ、ホウ。
種山ヶ原 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
太刀どすを抜いて小手調べに柱を斬る、覆面や黒装束にとりかかる、まるで夜討ち仕掛けの有様、血に餓えている狼の舌舐したなめずりを見るようであった。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)