“受太刀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うけだち85.7%
うけたち14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで甚太夫がわざと受太刀うけだちになった時、奮然と一本突きを入れた。甚太夫は強くのどを突かれて、仰向あおむけにそこへ倒れてしまった。その容子ようすがいかにも見苦しかった。
或敵打の話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
お松は畳みかけて叱られるのを苦しい受太刀うけだちをしていたが、お絹はあんまり深く追及しないで
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
受太刀うけたちにも何にも吾輩、返事に詰まってしまったよ。実をいうと二日間の講演をタッタ三時間に値切られてしまった不平が、まだどこかにコビリ付いていたんだからね。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)