“受答”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うけこたえ66.7%
うけこたへ22.2%
うけこた11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主人の中老人は、なかなかの弁舌で、昔は相当以上の身分のものらしく、文武両道の話など、五人の客も屡々しばしば受答うけこたえに困るほどです。
何事でも順序を立てて考へることは不得手であるのを、博士が論理で責めるから、半分夢中で受答うけこたへをしてゐる中に、いつでも十六六指むさしのやうに詰められてしまふ。
半日 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
このそうわかいに似合にあはずはなは落付おちついた話振はなしぶりをするをとこであつた。ひくこゑなに受答うけこたへをしたあとで、にやりとわら具合ぐあひなどは、まるをんなやうかんじを宗助そうすけあたへた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)