“うけこたえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
応答52.9%
受答35.3%
受応5.9%
応対5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
刺身は調味つまのみになッておくび応答うけこたえをするころになッて、お政は、例の所へでも往きたくなッたか、ふとッて坐舗ざしきを出た。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
千代子はもとより誰彼の容赦なく一様に気易きやすく応対のできる女だったので、御嬢様と呼びかけられるたびに相当の受答うけこたえをして話をはずました。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
島田は色々な事をいた。それに相当な受応うけこたえをしている健三の胸にどんな考えが浮かんでいるかまるで気が付かなかった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ものわかりのいいその人たちが、庭の、敷石のところに立って、座敷の人と応対うけこたえしていたのが、ばかにクッキリと今の私の目にも浮かぶ。
旧聞日本橋:17 牢屋の原 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)