“あつかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
66.7%
待遇16.7%
応対8.3%
8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兼太郎は我慢をしていたが、ついには抱えの女どもにまで厄介者あつかいにされ出したのでとうとう一昨年の秋しょんぼりと沢の家を出た。
雪解 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
章魚たことも河童かっぱともつかぬ御難なのだから、待遇あつかい態度なりふりも、河原の砂から拾って来たようなていであったが、実は前妻のその狂女がもうけた、実子で、しかも長男で、この生れたて変なのが
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
などと揃いもそろって狂人応対あつかいをするので、源六郎歯ぎしりをしながら見事に気がふれたことにされてしまった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
玉薬たまぐすりを用意して、城を固く堅められたら、あつかいになるのは知れたこと、その時は十分の利を得られましょうと云う。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)