“供”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とも42.7%
そな31.5%
きょう7.5%
きよう3.3%
ども2.5%
2.1%
そなえ2.1%
くう1.7%
きやう1.2%
0.8%
くうず0.8%
そなへ0.8%
あげ0.4%
あた0.4%
0.4%
けう0.4%
ォとも0.4%
クウ0.4%
ソナ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
数多たくさん抱えているじょちゅう達は、それぞれ旦那衆だんなしゅうのおともをして屋根船に乗り込んで、隅田すみだの花見に往っているので家の中はひっそりしていた。
鼓の音 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「さきに、信長に、つくもがみの茶入れをねだられて、茶入れは取られたが、久秀の首と、平蜘蛛の釜だけは、信長の眼にもそなえぬ」
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
近来きんらい澱粉でんぷん製造の会社が設立せられ、この球根を集めくだきそれを製しているが、白色無毒な良好澱粉が製出せられ、食用にきょうせられる。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
竜神より神仏へくういふ普通ふつうせつなれど、こゝにめづらし竜燈りうとうの談あり、少しく竜燈をげすべき説なればしばらくしるして好事家かうずか茶話ちやわきようす。
兼太郎は我慢をしていたが、ついには抱えの女どもにまで厄介者あつかいにされ出したのでとうとう一昨年の秋しょんぼりと沢の家を出た。
雪解 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
今日は万聖節でございますわね。わたし一緒になっていたひとの墓に、今日はきっとお詣りしてお花をげるっていう約束を
碧眼 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
連れて行った人夫は携帯のお神酒とおそなえとを神前に捧げて礼拝した後、賽銭は下げて懐に入れてしまった。
三国山と苗場山 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
竜神より神仏へくういふ普通ふつうせつなれど、こゝにめづらし竜燈りうとうの談あり、少しく竜燈をげすべき説なればしばらくしるして好事家かうずか茶話ちやわきようす。
みづかとうじ、みづかくわり、みづか其破片そのはへんをツギあはせて、しかうへ研究けんきうみづからもし、きたつて研究けんきうする材料ざいれうにもきやうするにあらざれば——駄目だめだ。
何だ節供と言いながら「」はないじゃないかと、批評をしそうな者が多くなって、然らば節は一つの句切りだから、節句と書くことにしようということになったものかとも考えられぬことはない。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ふたゝび荊棘けいきよくえだとり香花かうくわ神前しんぜんさしはさみくうず。次にあつま各童わらべども手に木刀をとりみち隊閙たいだうしすべて有婚こんれいして无子こなきをんな木刀をもつ遍身へんしん打之これをうち口に荷花蘭蜜こばらみとなふ。
火浣布も火浣紙も火災くわさいそなへにはたのみがたし、いかんとなれば、火にあへともに火となり人ありて火中よりいださゞれば火とともくだけてかたちをうしなふ、たゞはいとならざるのみなり。
がくだアな、此方こつちへおで、こゝで抹香まつかうあげるんだ、これがおだうだよ。梅「へえゝこれ観音くわんおんさまで……これはなんで。近「お賽銭箱さいせんばこだ。 ...
心眼 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
茲に於てか何時か何処かですべての人が皆神の救を見ることの出来る機会があたえられざるを得ないのである
その名を商家の帳簿に題し、家を立つる時祀り、油を像にかけ、餅や大根を供うるなどよく大黒祭に似る。また乳脂でげた餅を奉るは本邦の聖天の油煠げ餅に酷似す。
其時そのときはじめて船員等せんゐんら避難ひなんようけうせらるゝのである。
かけっこしてゆくおォともさん
まざあ・ぐうす (新字新仮名) / 作者不詳(著)
にへは神及び神なる人の天子の食物の總稱なる「ニヘ」と一つ語であつて、刈り上げの穀物をクウずる所作をこめて表す方に分化してゐる。
宮殿、一祖廟ソビョウヲ建テ、号シテ家鬼トウヤマイ、四時牛馬ヲコロシテ、之ヲ祭ルヲ卜鬼ボッキト名ヅケ、年々外国人ヲ捕エテイケニエニソナウ。採生サイセイの類略〻ホボカクノ如シ。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)