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煠
ふりがな文庫
“煠”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ゆ
60.0%
あ
10.0%
う
10.0%
うで
10.0%
ゆだ
10.0%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆ
(逆引き)
現今は練ってからもう一度
煠
(
ゆ
)
でるので、やや食い方のちがった
蕎麦切
(
そばき
)
りに過ぎぬが、元は
只
(
ただ
)
かいて食うからカッケと名づけたものと思う。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
煠(ゆ)の例文をもっと
(6作品)
見る
あ
(逆引き)
その名を商家の帳簿に題し、家を立つる時祀り、油を像にかけ、餅や大根を供うるなどよく大黒祭に似る。また乳脂で
煠
(
あ
)
げた餅を奉るは本邦の聖天
供
(
ぐ
)
の油煠げ餅に酷似す。
十二支考:11 鼠に関する民俗と信念
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
煠(あ)の例文をもっと
(1作品)
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う
(逆引き)
「ええ話しましょう」とすぐ乗気な返事をしたが、
活溌
(
かっぱつ
)
なのはただ返事だけで、挙動の方は
緩慢
(
かんまん
)
というよりも、すべての筋肉が湯に
煠
(
う
)
でられた結果、当分
作用
(
はたらき
)
を中止している姿であった。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
煠(う)の例文をもっと
(1作品)
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▼ すべて表示
うで
(逆引き)
矢張
彼
(
あ
)
れは
釜屋堀
(
かまやぼり
)
の七
右衞門
(
うえもん
)
(今の
釜浅鋳造所
(
かまあさちゅうぞうじょ
)
)が拵えたんでげしょうが、七右衞門と六右衞門が釜を売って、たった一右衞門違いで五右衞門は其の釜で
煠
(
うで
)
られたてえのは妙でげすな
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
煠(うで)の例文をもっと
(1作品)
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ゆだ
(逆引き)
いい心持に
煠
(
ゆだ
)
って、銭湯から帰って来た私が、傷だらけの、
毀
(
こわ
)
れかかった一閑張の机の前に、ドッカと坐った時、一人残っていた松村武が、妙な、一種の興奮した様な顔付を以て
二銭銅貨
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
煠(ゆだ)の例文をもっと
(1作品)
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煠
部首:⽕
13画
“煠”のふりがなが多い著者
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
牧野富太郎
南方熊楠
三遊亭円朝
柳田国男
若山牧水
江戸川乱歩
夏目漱石
森鴎外