“そなへ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
71.4%
14.3%
7.1%
準備7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
煙草盆たばこぼんかうかをりのみして、にいまだ人影ひとかげなきとき瀧君たきくん光景くわうけいは、眞田さなだ六文錢ろくもんせん伏勢ふせぜいごとく、諸葛亮しよかつりやう八門遁甲はちもんとんかふそなへる。
九九九会小記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
火浣布も火浣紙も火災くわさいそなへにはたのみがたし、いかんとなれば、火にあへともに火となり人ありて火中よりいださゞれば火とともくだけてかたちをうしなふ、たゞはいとならざるのみなり。
須佐之男命が古代の民族の為めに、まきの木を以て奥津おきつ棄戸すたへ将臥もちふさむそなへ——即ち棺箱を造ることをおしえたとあるが、それが事実であるか否かは容易に判然せぬ。
本朝変態葬礼史 (新字新仮名) / 中山太郎(著)
星のとばり、雪のゆか くしくおほいなる準備そなへかな だ頽廃の人の心 悲しくも住むに堪へざるを
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)