“つぶさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
67.7%
9.7%
6.5%
3.2%
委曲3.2%
3.2%
津房3.2%
3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
国忠使帰るに至るにおよび、その妻つぶさに夢中の事を述ぶ、国忠曰く、これけだし夫婦相念い情感の至る所、時人譏誚きしょうせざるなきなり〉。
ひどい目にっていたところを、佐々木小次郎に助けられ、その小次郎が、此家ここへ案内しろといってきかないので、閉口したが、とうとうていよくいって、別れて来た——ということをつぶさ
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かくして江戸表へいでいま難澁なんじふをする迄の事どもをつぶさに語りければ大源和尚だいげんをしやうは大いに驚き此日はお里に分れ其後和尚は白洲しらすにてお里より聞たる委細ゐさいの事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
滔々とうとう数千言すせんげんつぶさに其の人となりを尽す。うちに記す、晩年ますます畏慎いしんを加え、昼のす所の事、夜はすなわち天にもうすと。愚庵はたゞに循吏じゅんりたるのみならざるなり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
天皇すなはちその孃子に詔りたまはく、「吾明日あすのひ還りまさむ時、いましの家に入りまさむ」と詔りたまひき。かれ矢河枝比賣、委曲つぶさにその父に語りき。
わたくしは怖ろしい精神的な苦しみをつぶさめたのでありますが、その限りない苦しみを体験するにつけ、彼女がわたくしに与えてくれた愛情がますます貴重なものに思われて来るのでした。
(新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
豊前ぶぜん宇佐郡津房つぶさ村大字板場字芥神
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
雪につぶされざるため也。庭樹にはきは大小にしたがえだまぐべきはまげて縛束しばりつけ椙丸太すぎまるた又は竹をつゑとなしてえだつよからしむ。雪をれをいとへば也。冬草ふゆくさるゐ菰筵こもむしろを以おほつゝむ。