“白洲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しらす99.2%
シラス0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たれも爲るものるまじと思ひしきりかなしく心は後へひかれながら既に奉行所ぶぎやうしよへ來り白洲しらす引居ひきすゑられたり此日伊勢屋三郎兵衞方にては彼旅僧を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
所詮町奉行所の白洲しらすで、表向の口供を聞いたり、役所の机の上で、口書くちがきを讀んだりする役人の夢にも窺ふことの出來ぬ境遇である。
高瀬舟 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
今でも、能舞台の周囲に「白洲シラス」と称し、見所との間に一定の間隔を保つてゐます。庭の芸・道の芸の場合には桟敷であつた訣です。
能舞台の解説 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)