“頻”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しき70.1%
しきり28.0%
シキ0.5%
0.3%
ほお0.3%
しげ0.2%
ひん0.2%
ほゝ0.2%
0.2%
シバ0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“頻”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸46.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語11.5%
文学 > 日本文学 > 日本文学11.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「小さい子供だけでも、どこかへ疎開させたら……」康子は夜毎よごとの逃亡以来、しきりに気をむようになっていた。
壊滅の序曲 (新字新仮名) / 原民喜(著)
といって、さも嬉しそうに、山を掘り崩しているところをながめては、半ぺんをさかなに、しきりに盃を傾けておりました。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
するとそこには三人の女が、うららかな日の光を浴びて、木の上の彼には気がつかないのか、しきりに何か笑い興じていた。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
が、やがてどうしたことか急に階段を降りて来ると、別荘番の戸田を大声で呼びつけた。そしてしきりに首をしげながら、
闖入者 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
朝曇り後晴れて、海のやうに深碧フカミドリいだ空に、昼過ぎて、白い雲がシキりにちぎれ/\に飛んだ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
B○……海路に出でゝ、惶八神の渡りは、吹く風ものどには吹かず、立つ浪もおほには立たず、シキ波の立ちふ道を……(同巻十三)
その上、泣ききつて居る彼女を、他国の名も知れぬ小駅に、下す事などは、少しでも愛を持つて居る者には出来なかつた。
海の中にて (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
ここに天皇、またきて倭建やまとたけるの命に、「東の方十二道とをまりふたみちの荒ぶる神、またまつろはぬ人どもを、言向けやはせ」と詔りたまひて、吉備きびおみ等が祖、名は御鉏友耳建日子みすきともみみたけひこを副へて遣す時に、比比羅木ひひらぎ八尋矛やひろぼこを給ひき。
手にあまる抵抗であった——それを意識した阿賀妻のそげたほおから血がひいた。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
ほおのあたりがえて、眼にはやさしい表情があった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
神には撃たれ友には誤解せらる、みずから自己のために弁明するもすこしの効なく、神の我を苦むる手はゆるまず友の矢はますますしげきたり注ぐ。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
黒橇くろそりや、荷馬車や、徒歩の労働者が、きゅうにおりから放たれた家畜のように、自由に嬉々として、氷上をすべり、ひんぱんに対岸から対岸へ往き来した。
国境 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
しな與吉よきちほゝをふう/\といてそれからいも自分じぶんくちんでやつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
家持の「今日ふる雪のいやけ。よごと」(万葉巻二十)は、此寿詞の効果によつて、永久に寿詞の奏を受けさせ給ふ程に、長寿あらせ給へと言ふのである。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「我が門に、千鳥シバ鳴く。起きよ/\。わが一夜づま。人に知らゆな(万葉)」の我が門とあるのは、家の処女か主婦の位置を示すものである。
まれびとの歴史 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)