“シ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:
語句割合
12.1%
10.6%
7.6%
7.6%
6.1%
4.5%
4.5%
3.0%
3.0%
3.0%
3.0%
3.0%
1.5%
1.5%
1.5%
使1.5%
1.5%
1.5%
報知1.5%
1.5%
1.5%
1.5%
1.5%
1.5%
1.5%
1.5%
1.5%
1.5%
1.5%
1.5%
1.5%
1.5%
1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
所謂天降アモり着く神々に、自由自在に土地を占められては、如何に用心に用心を重ねても、何時神のめた山を犯して祟りを受けるか知れない。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
孫子イワク、レ兵ヲ用ル之法国ヲ全クスルヲ上トシ、国ヲ破ル是ニ次グ、軍ヲ全クスルヲ上ト、軍ヲ破ル是ニ次グ、旅ヲ全クスルヲ上ト為、旅ヲ破ル是ニ次グ、卒ヲ全クスルヲ上ト為
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
と鳴いてゐるのだ、と幼い耳にみつけられた、物語りの出雲の孃子が、そのまゝ、自分であるやうな氣がして來る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
サレド道ニ喧嘩口論ヲ挑ム者アリ、手向イ致サバ怪我スル恐レアレバ、逃グルニカズ。
生ひをゝり み咲く
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
枯野カラヌを塩に焼き、があまり琴に作り、かきひくや 由良の門中トナカ岩礁イクリに ふれたつ なづの木の。さや/\(仁徳記)
そして、種々クサ/″\木綿ユフでる事が、あれとしての一つの条件であつたらしい。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ルヤ、キミ断食ダンジキクルシキトキニハ、カノ偽善者ギゼンシャゴトカナシキ面容オモモチヲスナ。コレ、カミゲン
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
さうして年々トシドシ頻繁に、氏神其外ソノホカの神々を祭つてゐる。其度毎ソノタビゴトに、家の語部カタリベ大伴カタリミヤツコオムナたちを呼んで、コレツカマドコロもない昔代ムカシヨの物語りをさせて、氏人ウヂビトに傾聴をひて居る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「オーイ。面ッェことになるれ。みんな早う、来いや、来いや」
芙蓉フヨウカズ美人ビジンヨソホ
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
倭成す神は、はつ国る人である。はつくにしろす・すめらみことの用語例に入る人が、ひと方に限らなかつたわけには、実はまだ此迄、明快な説明を聴かしてくれた人がない。
万葉びとの生活 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
かへりみて がさびしさを言ふなかれ。若きをたのみ 国は戦ふ
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
が子らのうへ
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
ともかくも、「白珠も、黄金も、珠も、宝なりと謂はるれど、何しに子にまされる宝ぞ。豈子にかめや」と言ふのである。
副詞表情の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
しろ金も、黄金も、珠も、奈爾世武爾ナニセムニ 優れる宝。子にかめやも
副詞表情の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
男 あゝ覚えた覚えた、他人の——いや、自分の趣味はか、他人にひては不可ないもの、さうかな。
自分の趣味は他人にひては不可ないものよ——教へてあげるわ。
下総御厨シモフサミクリヤ下司ゲス、平将門。兇乱ヲナシ、謀叛ムホンノ状、明カナリ。使ヲ派シテ、コレヲ捕ヘ、ヨロシク朝ノ法廷ニ於テ、指弾シダン問責モンセキアルベキ也。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夜はしく/\に みて来るなり
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
王(将軍綱吉のこと)先ニ太子(将軍の世子セイシ)ヲウシノウテ、後宮マタ子ヲ産ムナシ。護持院ノソウ隆光リユウコウ、進言シテ云ウ。人ノニ乏シキハ、生前ミナ、多ク殺生セツシヨウノ報イナリ。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
来診を報知らせる電鈴ベルがその時鳴つた、「夜遅く………」とツブヤきながら父は立つて行つた。
耕二のこと (新字旧仮名) / 中原中也(著)
ソレ人間ニンゲン浮生フジヤウナルサウヲツラツラクワンズルニ、オホヨソハカナキモノハ、コノチユウジユウマボロシノゴトクナル一期イチゴナリ、——てれくさくて讀まれるものか。べつなのを讀みませう。
陰火 (旧字旧仮名) / 太宰治(著)
以来イライ十春秋ジッシュンジュウ日夜転輾ニチヤテンテン鞭影ベンエイキミヲコクシ、九狂一拝キュウキョウイッパイ精進ショウジン御懸念ゴケネン一掃イッソウノオ仕事シゴトシテラレルナラバ、ワタクシナニオウ、コエタカク、「アリガトウ」ト明朗メイロウ粛然シュクゼン謝辞シャジノミ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
「思はぬを思ふと言はゞ、真鳥栖む雲梯ウナテモリの神しるらむ」(万葉集巻十二、三一〇〇)とあるのなども一つで、神罰を附けて語の偽りなきを証するのは、やはり古意ではなかつた。
中尉は、を、六角の眼でじいッと睨みつけていた。支那人は、罪人のように、悄々しお/\とうなだれて立上った。そして、力なく肩をすぼめて、音響ひゞき一ツ立てずに去ってしまった。
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
トリツク怒濤ドトウジツタノシキ小波サザナミ、スベテ、コレ、ワガイノチ、シバラクモビテミタイ下心シタゴコロ所為ショイ東京トウキョウノオリンピックテカラニタイ、読者ドクシャソウカトカルクウナズキ、フカキトガメダテ
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
東宮坊の資材となつて残つたのが、第二の太子安殿アデ皇子の教材となり、平城天皇となられても、深くみついてゐた「奈良魂」の出所は、此等の巻々などにありさうに思ふ。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「じもの」の語原については、「物」「物」など言ふ印象分解説はあるが、其では「もの」の説明を閑却してゐる。私は思ふ。「もの」はやはり、霊魂の義である。
松原マヂバラぐだ。
津軽地方特有の俚諺 (新字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
みづからはにも書きつれ
閉戸閑詠 (新字旧仮名) / 河上肇(著)
老来ノ孝思誰カラン
門をめ、本堂のシトミまでも下して、堂内に静坐し、十露盤を控へて、ぱち/\と数をめて行つたさうだ。
三郷巷談 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
茨田(まむだ)の堤(又は媛島)に、雁がを産んだ事件があつて、建内宿禰が謡うた(記・紀)と言ふ「汝がみ子や、ツヒらむと、雁は子産コムらし」を、本岐(ほぎ)歌の片哥として居る。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
家持の「今日ふる雪のいやけ。よごと」(万葉巻二十)は、此寿詞の効果によつて、永久に寿詞の奏を受けさせ給ふ程に、長寿あらせ給へと言ふのである。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
不憂一箪食 憂ひず一箪の
閉戸閑詠 (新字旧仮名) / 河上肇(著)