“殺生”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せっしょう78.3%
せつしやう19.2%
せつしよう0.8%
つみ0.8%
セツシヨウ0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この僧も、眼があいていた頃は、一火流の砲術などを習って、さかんに殺生せっしょうをやったというような話から、いつか懇意こんいになっていた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あの娘の移り香を嗅がせようといふのか、そいつは殺生せつしやうだぜ、腹の滅つて居る時は、そんなのを嗅ぐと、虫がかぶつていけねえ」
神田村に鬼新左衛門と云ふ者あり。殺生せつしようを好む。村の十余町奥なる山神社の下の渓流に水鳥多し。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
丈助どん、殺生つみのようだが其の目の悪い客衆を殺しても其のお金をって若旦那へ上げて呉んなまし、おまはんには決して難儀は懸けまへん、其の罪は私が引受けて解死人とやらに立とうから
王(将軍綱吉のこと)先ニ太子(将軍の世子セイシ)ヲウシノウテ、後宮マタ子ヲ産ムナシ。護持院ノソウ隆光リユウコウ、進言シテ云ウ。人ノニ乏シキハ、生前ミナ、多ク殺生セツシヨウノ報イナリ。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)