“妄語”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もうご66.7%
うはごと16.7%
たわごと16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女帝は法均と清麻呂姉弟を妄語もうごの罪によって神流かみながしにされた。正史はそのみことのりを記載しているが、実に痛烈無類、骨をさすようだ。
安吾史譚:02 道鏡童子 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
隔離病舍に收容された晩などは知覺が朦朧になり、妄語うはごとまで言つた位。てつきりチブス性の赤痢と思つて加藤も弱つたのであるが、三日許りで危險は去つた。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
「謎は依然として前と同じくらい厄介やっかいなようだね。『悪魔の腰掛け』だの、『髑髏』だの、『僧正の旅籠』だのというような、こんな妄語たわごとから、どうして意味をひっぱり出すことができるのかね?」
黄金虫 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)